Asahi Design（アサデザ）が教える外壁塗装の料金相場と注意点

外壁塗装の見積もりで重要な6つのポイント

塗料～種類によって異なる単価～

外壁塗装に用いる塗料にはいくつもの種類があります。それぞれに耐用年数や機能が異なり、それによって価格も違います。
ご自身の住まいにあった塗料を選ぶのが大切です。一般的な平米単価相場は以下です。

塗料の種類	平米単価の相場
アクリル系塗料	1,000～1,200円/m2
ウレタン系塗料	1,800～2,000円/m2
シリコン系塗料	2,500～3,500円/m2
フッ素系塗料	3,500～4,500円/m2
光触媒・無機塗料	5,000～5,500円/m2
遮熱・断熱塗料（ガイナ）	5,000～5,500円/m2

塗装範囲～外壁以外の箇所をチェック～

塗装する範囲によって塗料の量や工期、経費は大きく変わります。外壁はもちろん、雨どいやベランダ、屋根など、どの箇所を塗るのか業者としっかり相談しておきましょう。なお、付帯塗装におけるそれぞれの相場は以下です。

塗料の種類	平米単価の相場
シャッター塗装	1,000～3,000円/m2
雨戸塗装	1枚2,000～3,000円
霜除け庇鉄部	1,500～1,800円/m2
ベランダ鉄部	1,000～1,200円/m2
戸袋（とぶくろ）	2,000～2,500円/m2
霧よけ	2,000～2,500円/m2
換気フード	500～800円/m2
水切り	200～500円/m2
窓枠	500～1,000円/m2

施工人数～適正な人件費の見極め～

塗装範囲や塗装回数、工期に応じて施工に携わる職人の人数が変わります。当然、人数は少ないほうが人件費を安くできます。
ただし、一口に職人と言っても、ベテランとアルバイトとでは技術力に大きな差があるため、適正な人数の見極めは簡単ではありません。

Pick up!!見積もりで使われる“人工”とは？

建築業界では、職人一人が稼働する単位を“人工”と呼びます。以下のように、1日単位、もしくは人数で算出されます。

• 一人の職人が1日働いた = 1人工
• 一人の職人が2日働いた = 2人工
• 二人の職人が1日働いた = 2人工

工期～短ければいいわけではない？～

時と場合にもよりますが、基本的に工期は短いほうが人件費を減らせるので全体のコストを安くできます。
ただし、工期が短すぎるのも考え物なので、妥当な日数であるかをチェックしましょう。

Pick up!!工期が極端に短いのは手抜き工事かも？

一見、工期が短いのはお客さまにとってメリットが大きいように思えます。
しかし実際には、以下のような手抜き工事が行われている可能性についても考えておきましょう。

• 本来必要な作業工程を省いてしまっている
• 乾燥日数・時間を短くしている

経費～足場・高圧洗浄・養生などの確認～

足場や養生、高圧洗浄など、外壁塗装では塗料以外にも下準備のための経費がかかります。
副資材や消耗品など、項目ごとの価格が明記されているかも確認しておきましょう。

足場にかかる費用相場

足場の種類	平米単価の相場
丸太足場	500～800円/m2
単管足場	600～800円/ m2
枠組足場	1,000～1,500円/ m2
単管ブラケット足場	700～1,000円/ m2
くさび式足場	1,000～1,200円/ m2

高圧洗浄でかかる費用相場

高圧洗浄の種類	平米単価の相場
高圧洗浄	200～250円/m2
高圧洗浄（トルネード洗浄）	300～500円/m2
洗浄（薬剤洗い）	500～800円/m2

養生でかかる費用相場

養生で必要なもの	平米単価の相場
養生	300～500円/m2
飛散防止ネット	300～500円/m2

その他の費用～ケースバイケースでかかるコスト～

外壁塗装は、単に塗り替えを行うだけではありません。
シーリングの打ち替えや打ち増し、下地補修、サイディングボードの張り替え、ケレン（古い塗装を落とす作業）など、状況に応じて必要な作業が変わってきます。見積もり書を見る際には、なぜその作業が必要なのかについても、業者に質問してみましょう。